top of page
iPS細胞への取り組み
先端獣医療にむけて
Project
世界初のがん化しない 動物iPSの確立を目指します。
世界的に困難である「動物iPS細胞」の安定的な作成と培養の研究を積極的に行い、臨床の実現を目指してまいります。
■東京大学医学部付属病院での共同研究
当社では、親会社である神戸医療特区内One Medicine,One Healthセンターを介して東京大学医学部附属病院の共同研究と動物iPSの安定的な確立を目指します。
統括医療センターであるエルムス動物医療センター八幡山院に細胞培養室を設置し、獣医師やスタッフが研究及び臨床のできる体制を敷いています。
■自社で細胞培養室の保有
■iPS細胞とは
京都大学山中教授が作製に成功した、皮膚細胞に特定の4つの遺伝子を導入することで、さまざまな細胞への分化が可能になった万能細胞。再生医療への応用が期待されています。
Currently
細胞培養室保有の強みを生かした治療の実施
①活性化Tリンパ球療法
<2015/4~がん治療10症例>
②骨髄由来単核球細胞移植
※サイトカインによる細胞損傷抑制
<2016/6~脊髄損傷3症例>
がん治療には局所療法と全身療法があります。これまでの全身治療は抗がん剤による化学療法が主流でした。化学療法は体内の正常な細胞にもダメージを与えてしまうことから、「副作用に苦しむ治療」というイメージが強く、それが抗がん剤に対する抵抗感となっています。
そこで副作用のほとんどない治療として、当院では「免疫細胞療法」を行っております。
この治療は、患者の血液から免疫細胞(Tリンパ球)を分離し、活性化・増殖させて再び体内に戻すことにより、体内で散らばっているがん細胞を排除する方法です。
自分の細胞を培養して戻すので、拒絶反応などを起こすことなく全身治療を行えます。
そもそもがんの元となるがん細胞は常に体内で発生していますが、その都度免疫細胞により排除されるため、がんは簡単には大きくなりません。 しかし、加齢などによる免疫力の低下が起こると、よりがんが育ちやすい環境となり、最終的にはがん組織が形成されます。 免疫細胞療法はこの仕組みに対抗して、がん細胞を排除する力を高めることが目的となります。
採材から細胞の投与までの流れは上の通りです。少量の血液を採取し、約2週間培養し、増殖したリンパ球を回収した後、再び投与していきます。このサイクルを1クール4~6回行うことが多いですが、投与間隔や回数は相談で調節することが可能です。
免疫細胞療法は他の治療との併用が可能です。がんが大きい場合、思ったより効果が得られないことがあります。そのため、他の治療と併用することでより効果が期待されます。
Feture
細胞培養室保有の強みを生かした免疫細胞療法
イヌをはじめとする、世界初の安全な動物iPS細胞製造への取り組み
iPS細胞を含むステムセル(幹細胞)を活用した先端獣医療の実現
bottom of page